らくらく管理のための
熱帯魚ろ過装置選択 
 
水質さえ安定していれば水替えをする必要は無いわけですから、

いかに水替えをしないで、管理の手間を抑えるかは、

いかにろ過効率がよいかということにもかかわってくるといえると思います。




水替えの手間だけのようにも書きましたが、もちろんそれだけではなく、

ろ過が正常に行われない環境では魚自体の体調に直接影響を与えるのは

当然といえるでしょう。




■まず、よほど
おすすめしないものから書いて行きたいと思います。

注意してください!


わたしがあまりおすすめしないのは

簡易のろ過装置でるエアーポンプ、いわゆるぶくぶくを使ったものとなります。


これはよほど小さい水槽で無い限りおすすめすることはできません(>_<)




たしかにフィルターの所に水を通すために、エアーポンプをつかって、

ろ過を行う方法もあります。

メリットは初期導入の値段の安さ、手軽さでしょう。



ぶくぶくは安いですし、昔ながらの感じがするというところはあるでしょう。

金魚の水槽などにはよく見かけたものです。




しかしこれをおすすめしないのはやはりろ過能力の点からです・・・・

あくまでも
簡易のもの程度に考えていかないと

とても必要なろ過能力とはなりません。




確かにフィルターつきのものはろ過能力もありますが、

基本的にぶくぶくは溶存酸素を増やすために使う

という程度のものと考えてください。


頻繁な水買えを前提としていると言ってもいいかもしれません。





ここで紹介するのは基本的には手間をかけないで

らくらく管理する方法なわけですから、しっかりしたろ過能力のものを

おすすめしたいとおもいます。



ここまで書けばエアーポンプを使ったろ過をおすすめできない理由としては

十分な感じもするのですが、
という点でもマイナスだと思います。


このホームページを使ってお伝えしたいことは、快適に管理することですから、

ぶくぶくを動かす時のモーター音が気になるようでは

熱帯魚を飼ってよかったと思えないことになってしまいます(×_×;)





熱帯魚飼育を楽しく、快適に行うためには

この
音に関して気を配ることも重要なことではないでしょうか?



しかし一応最もおすすめのもの1つは紹介したいと思います。


これは簡易的にもうちょっとだけろ過能力を強化したい場合や、

エアーポンプを使って、溶存酸素を増やしていく必要がある場合のために

おすすめするというものです。




こういうデメリットの話を書いてきましたので当然ですが、

これらのデメリットを軽減した、とにかく
音がしなくて強力なものを

全面的に押し出しているものという観点で紹介しています。






ぶくぶくというのは

酸素を供給する能力があるというのは間違いないのですが、

過度のエアレーションを行うと、むしろ逆に魚にストレスになってしまう

場合があるというデメリットもあることは覚えておいたほうがいいでしょう。







■では、わたしがおすすめするろ過装置とはどのようなものかというと、

モーターを使って水を循環させ、十分なろ過能力が得られるものです。


当然だと思うかも知れませんが、待ってください。

十分なというか、推奨されているものよりも強すぎてもいいくらい

だと思っています。




ろ過能力が弱くて得なことというのは熱帯魚をうまく飼育する上で

ほとんど見たことがありません。


そんなことを言っても、

そんなに強力に水を循環させたら流れが強すぎて

魚種によっては適さないのでは?

と思うかもしれませんね。




理屈的にはたしかにより多くの水をフィルターに通した方が

ろ過能力は高くなります。




より多くの水量をろ過能力を高めるために循環させれば、

水槽内の水の流れは速くなりすぎると思われる

かも知れませんね。




でもより多くの水をフィルターに通しながら、

ほとんど水流に影響を与えないようにすることもできます。

方法は後ほど書きますが、この方法を使うことで、

魚が水流に流されていってしまうというような悲惨な自体からは

回避されることになります。



ですからろ過能力は十分なもの!これを是非選んでください。




では、基本的なろ過の仕組みから解説して行きたいと思います。


これには硝化細菌の働きによるのですが、

最初は注意が必要なものといえるかもしれません。

光合成細菌というものも市販されていて、

使い方によっては有効なものといえます。




まず、エアーポンプを使った簡易濾過をなぜお薦めしないのか?

そうでしたね。

濾過能力が十分でないからでした。

加えて音がうるさいということもお薦めしない理由として

上げさせていただきました。




少なくとも管理を楽にして安定的な環境で熱帯魚飼育を楽しみたい

という方はエアーポンプだけを使って

ろ過装置を作ることは避けるべきだと思います。






■ろ過能力について

ろ過能力について言えばエアーポンプを使ったもの以外であれば

それなりにあると思われます。


十分に強いろ過能力を持ったろ過装置とは、例えばどのようなものか??

一般的に知られている所では以下のようなものがあります。



・水槽の上に置く上部ろ過式のもの。

・水槽の底面に装置を敷いて上に載せた砂利によって
 ろ過を行う
底面式ろ過装置。

・ろ過材を
水槽の外に置き、
 水中式のポンプによって水を循環させるタイプのもの。


上記のようなろ過装置が考えられます。




■低面式ろ過装置

このタイプのろ過装置は水槽の底面に水の通り道を作って

上に敷いた砂利をろ過材として使うものです。


この方式の特徴は底面に敷いた広い面積の砂をろ過材として使うため、

他の方法を用いるよりもかなり

強力なろ過機能を発揮することができるというものです。




わたし自身この方法を一部使っています。


一部というのは、残念ながらわたしとしては、

この方法のみを使うことはいい方法とは思わないからということになります。




なぜわたしは底面式ろ過だけでは十分でないと思うのか?

実際に昔はこの方法のみで水槽を維持しようと考えていたこともあります。

実際かなりいい具合に長期間水質を安定させることができていました。


でもやっぱり不満なところがありました。

それはその当時から底面式ろ過装置以外のろ過装置も

使ったことがあったからだと思います。








例えば上部ろ過装置と比べたら

メンテナンス的には大変なものだったことを覚えています。


この方式は水底の砂利を使ってろ過を行う方式であるということは

先ほど書いた通りです。

ではごみが堆積して水底の砂利が目詰まりしてしまった場合はどうでしょうか?


当然のことなのかもしれませんが、

水底の砂利を掃除して水が水底の砂利を十分に通過するように

してやらなければなりません。

何せ水底の砂利を通過しないとろ過しているとはいえないのですから・・・・




そのため、実際のメンテナンスとしては、

水槽のふたをあけて砂利を取り出して洗ってまた戻すという


作業となります。




いかがでしょうか?大変そうでしょう。

実際にその当時水中式のポンプのみを使っていたときは

たまにこの作業を行っていました。

かなり大変なものでした。

手間もかなりかかりましたしね。

砂の掃除だけで2時間とかかかってしまうのですから困ったものです。




砂利を取り出さないで水底の砂を掃除する方法としては

水底掃除用のポンプを使うことが考えられます。


これはどういうものかというと、ホースの先が広くなっており、

その広くなった部分を水底の砂利に

差し込んだまま水を吸い出すことで、

砂利の中のごみを水といっしょに吸い上げてしまうというものです。


わたしとしてははこのポンプを使うことは非常にお薦めしようと思っていますし、

良いと思うものを紹介していくつもりです。


とりあえずこの掃除用具の話はまた後でゆっくり行うようにしますが、

このポンプを使うだけでは実際に砂を取り出して洗うよりも

完全に目詰まりを解消するということはできないということもいえると思います。




これはわたしの経験からなのですが、

このホースを使うだけで同じ効果を維持しようとするには、

砂を取り出して洗うという作業を行うよりも

頻繁にホースで水を吸い出す作業を行う必要があると思います。






もちろんのことかもしれませんが、こういうように書いているということは、

わたしがこの方式のみを前面的に支持しているわけではないことは

分かっていただけたかもしれませんね。



そう。

わたしの理想の熱帯魚飼育の方法としては

手間をあまりかけないことです。




苦労せず、より楽しみながらの熱帯魚飼育を目指していくつもりです。


ですからなるべく毎日大変なメンテナンスをしなくても、

楽しく快適な環境を維持できるような方法を紹介したいと思っています。




水中ポンプに関して、わたしなりに面倒だと思った理由はもう何点かあります。

もう何点かあると書いているということは、

後ほどこの不満点をある程度解消した方法を書くことができるということです。




これらの不満点に関するわたしなりの解決方法はあなたにとっても

絶対とまでは行かなくとも参考にはなる方法だと思っています。


たまにあることだと思いますが、

水中ポンプ自体の掃除が必要になることがあります。


これは水中ポンプの水を送るファンの部分にごみが詰まったことなどが原因で

十分な吸水量が得られないような場合に

行わなければならないものなのですが、これが多少面倒でした。



水中ポンプですから当然水中に手を入れないといけないことになります。

当然ライト等をはずしてガラスのふたもはずして、水中に手を入れてと・・・・・

大変ですよね。



砂の近くにポンプがある場合などは

さらに気をつけなければならないことがありました。


それは誤って水底に敷いたフィルターよりも底に砂利が入ってしまうことです。

一度入ってしまうとなかなか取れないものといえると思います。


これは砂利の下にフィルターが敷いてあるのだから当然ですよね。

そう簡単にフィルターを上げるわけには行きません。


大量に砂が水底フィルターの下に入ってしまった場合などは

かなり困りものでしょう。

一度設置した後には砂利が入り込まないように注意したいものです。




あともうひとつ水底ろ過装置の場合は

大きなごみをすぐに取り除けないという欠点があると思います。


つまり、一般的な外部フィルターや上部フィルターを使っていれば

餌のあまりや魚の排泄物などは

すぐに吸い出されて水槽の中にごみはあまり残りません。


それに比べて水底ろ過装置のみを使った場合では

水槽外に水の出口が無いわけですからずっと水槽内に

大きな目立つごみが残ってしまうことになります。




このように書いてきますと

わたしがまったく水底フィルターをお薦めしていないように

思われてしまうかも知れませんが、そうでもないんです。




水底フィルターのいいところもたくさんあります。

実際にわたしも水底ろ過装置を併用していますし、

ろ過能力の強さがなんと言っても魅力的といえます。






■ろ材について。


水底式ろ過装置のろ材は当然ながら水底のフィルターの上に敷いた砂利です。

つまり砂利の敷いていない水槽ではこの方式を使ったろ過はできません。

最初に言っておきますと、砂利を敷いていない場合は上部式、

もしくは外部式のろ過装置にするしかありません。




ではフィルターの上に砂利が敷いてあるとして、

どのような状態になっているのが

より効果的なろ過を実現できているでしょうか?


というのはこの方式のろ過の場合、

水底に敷いた大きな面積の砂利をろ材にしているため、

ろ過能力が非常に高く、わたしのお薦めする理由もそこなのですが、

ろ材に水が通るようになっていなければ

ろ過能力を発揮できないからです。




このことから考えて、

まず重要なのはろ材に十分に水が通るようになっていること。

つまり、目詰まりが無いことが重要になってきます。




餌の残りや排泄物などによって砂利が目詰まりして

水の通り道がふさがれてしまっているような場合は

効果が薄れてしまいますので、水底の砂利の掃除が必要になってきます。



掃除の方法はまた後日解説しようと思いますので、

今回ここではセットアップのときに気をつけたいこと

を書いていこうと思います。


目詰まりと砂利の質に関して言えば、

細かい砂利であればあるほど目詰まりしやすく、

すぐに詰まってしまいます。



これは当然ですよね。

小さい石が積もっているほうが

石と石との間に隙間が少なくなるわけですから。。。



ですからこの方式のろ過を行うときは

ある程度砂利の目の大きいものが楽です。

逆にいうと、この方式では

目の細かい砂利を敷く必要のある魚種は

難易度が高いと言えるかもしれません。





では砂利の変わりに市販されているろ材を敷いたらどうでしょうか?

市販されているろ材の場合、多こう質のもので、

表面積が非常に大きく、

水との接触面積が大きいた強力なろ過をしてくれます。




ですから、砂利の代わりに市販のろ材を敷くのは効果があるでしょう。

ですが、ここでは効果が上がるだろうと言うだけで

お薦めはしておかないことにしようと思います。


わたし自身市販のろ材を水底に敷いてはいませんし、

見た目もあまりにも人工的になりすぎて、

自然のアクアリウムの環境という感じではなくなってしまいますので・・・・


まあこの辺は好みの問題といえますでしょうか??


わたしは敷いていないので、予測でしか説明できないんですけれども、

市販のろ材を全面に水底に敷き詰めるというのは

多少費用もかかってしまうでしょう。



わたしの考えになりますが、

水底ろ過を行っていれば普通の大磯石でも

十分なろ過能力を期待できると思っています。

(大磯石というのは恐らく最も一般的でそして安く?売られている砂利です。)




敷き詰めたときの砂利の厚さについても考えてみたいと思います。

砂利をろ材とする以上ある程度の厚さを敷き詰めるのがいいと思っています。

基本的には厚ければ厚いほどに効果はあるのでしょうけれども、

あまりものすごく厚くすると、

見た目的にも水槽の砂利の部分が多くなってしまって格好悪いので、

その辺のバランスが必要になります。




では大体どれ位の厚さが良いか?

絶対ではありませんが、

わたしとしては5センチは敷き詰めたいと思います。

水槽の下から5センチは砂利ということです。



ちょっと多いでしょうか?



昔金魚を飼っていた頃がありましたが、

そのころほとんどまばら程度にしか砂利を置いたことが無く、

敷き詰めるというところまではやらなかったのですが、

そのころの感覚から比べるとわたしは

多いと感じたことを覚えています。




ですが、熱帯魚飼育を教えられて、

ろ過能力というものの仕組みを覚えてからは

このくらいは敷いておくようにしています。


ろ過は強力なほうがいいわけですから。

(というか、鑑賞のみのまばらな敷き方では「ろ過」はできません(T_T)







ここまで書いてきて、次はデメリットのことについて書きたいと思います。



前回書いたとおり、水底式は砂利を通さなければならず、

直接大きなごみを吸い上げて取り除くことができません。


また、掃除だって水槽の最も下の、

手の届きにくい砂利を何とかしないとろ過してくれなくなってしまいます。



水槽底面の砂利まで手を入れて、

かなり手間暇かけて行わなければならないということも

書かせていただきました。


しかしこれらのメンテナンスを行わないと水底の砂利は目詰まりして

ろ過能力が低下してしまいます。







■注目点


メンテナンスについてそれぞれの方式ごとに解説したいと思います。

まず水底式ろ過のデメリットはどのろ過方式と比較してのことでしょうか?

わたしが今までデメリットだとしてきたのは

上部式のろ過方式と比較してのことです。




上部式ろ過装置とは外部にあるポンプを使って水槽内の水を吸い上げ、

ろ過フィルターを通して

再び水槽内に水を落とし込む方式になります。

この方式は恐らく最も普及している方式であって、

その分このシステムを構築する費用もかなり安くなります。




この方式は水槽上部に設置したろ過フィルターに

水を循環させることで行うため、

底面ろ過装置のように掃除のときに水槽内に手を入れなくても済みます。




具体的には替えのフィルターを買ってきて、

今まで使っていたフィルターの一部と交換するだけです。


替えのファイルターも、ものにはよりますが、

200円〜2000円程度で手に入ります。

メンテナンスに要する時間はわずか数分(5分も要らないか?)

というものになります。




一見完璧な方式であるようにも思えるかもしれませんが

他の方式もある以上デメリットといえる所もあることになります。



ただし、ことメンテナンスの手軽さということになりますと

この方式が断然楽だといえるのではないでしょうか?




恐らく最も普及している理由もそこの所にあるのだと思います。

メンテナンスが楽な分、初心者向けにちょうどいい

ということも言えるかもしれません。


しかし別に初心者向けだからといって

大きく機能が劣っていたり物足りないというものではなく、

むしろ優れているからここまで普及したと言えるでしょう。



この方式のデメリットについては

また違うところで書いて行きたいと思っていますが、

ここではメンテナンスに関することのみを書きますので、

メンテナンスを行う上でデメリットとなりかねない

注意をしておきたいと思います。




この方式は底面ろ過装置のデメリットであった

水槽内に漂う大きなごみを取り除けないという問題はありません。




恐らく一般的な購入当初のままの装置を使用していれば

上部のフィルターに水を吸い上げる際に

同時に水槽内に漂って見えるごみは吸い上げられます。




吸い上げられてフィルターに吸着し、

ごみが取り除かれた状態の水のみが再び水槽内に入ってくるわけです。



初期の構成ではこのように、

ごみごと吸い上げてくれるように

吸水口は網状のボールのようになっています。


網目を通してごみが吸い上げられていくのです。


注意というのはここで、

この網目が目詰まりしてしまうことがあるということです。


多くの場合は次のような環境でこの現象が起きてしまいます。

当然目詰まりすると吸い上げる水の量が減って

十分なろ過能力を得ることができなくなってしまいます。







★目詰まりが起こりうる環境


・水槽内に魚が多くて、与える餌、排泄物の量も非常に多い。

・水槽内に水草が大量に茂っていて、枯れて漂った分の水草が多い。
 この漂っている水草が網に引っかかって目詰まりの原因になってしまう。

・網自体の目が細かくてさらに吸い上げ口のボール上になっているところが
 小さい。
 吸い上げるところが少ないので、
 貴重な吸い上げ口がすぐにふさがってしまいやすくなる。




以上のようなことが考えられます。

というかわたし自身が以前にそんな状況になってしまっていましたから、

経験から分かっていることともいえます。




こういう状況にならないようにするためには

餌の量は控えてもいいように水槽の大きさに対する魚の数を

少なくしてみたり、

一回に与える餌の量を

なるべく食べ残しが起こらないような量に調節してみたり

ということが有効になると思います。




吸水口の網が小さくて網目も細かいのは

外観としては目立たなくなっていいのですが、

目詰まりという点に関してはやはり起こりやすくなってしまいます。



大きなボールにすることもできますが、

極端に大きな網目にしてしまうことは

逆に大きすぎるごみが吸い込まれてしまったときには

もっと困ったことになるかもしれません。




それは極端に大きいごみは、

さらにポンプ側のほうにある内部のファンに

絡まってしまうかもしれないからです。




絡まったことはありました。

取り除くのは装置を分解してと、少し面倒なので、

できることなら起こしたくないことです。




大きな塊でなくても水草の葉っぱの切れ端のような細長いものは要注意です。


たとえ吸い込み口が細くても水といっしょに吸い込まれて

内部のファンに絡まる可能性があるからです。


水草の量についてもかれて漂う部分が多くなりそうな

水草の割合を少なくするのはどうでしょうか?

またものすごい勢いで泳いでいって

水草を抜いたり切ったりしてしまうような魚が入っている場合は

難点だったりします。




これらの目詰まりということもあるのわけですが、

水底式のろ過方式と比べて、ろ材の交換だけという

メンテナンスの楽さは多くの利益があります。




それではもうひとつのろ過方式である外部式のろ過に関してはどうでしょうか?

一般的な熱帯魚飼育マニュアルにはメンテナンス、ろ過能力、は問題なく、

ほとんど悪いところが無いように書かれているかもしれません。


わたしもこのろ過方式を使用しましたし、

実際の設置してみての体験レポートも書くことができると思います。








■外部式ろ過装置について


外部式ろ過装置については

様々な熱帯魚解説書であらゆる面で優れたろ過装置であるように

解説されているかもしれません。



実際にわたしも使ってみて、


様々な外部式ろ過装置ならではの優れた機能があることが分かりましたが、

まずは他のろ過装置との比較から行っていきたいと思います。




まず、最も肝心な機能であるろ過能力ですが、

この方式で適切な能力のものを選択してもらえば問題ありません。



当然目詰まりなどして水のとおりが悪くなっていればだめですが、


水底式、上部式、外部式の


どの方式を選択してもポンプの強ささえあれば大丈夫といえると思います。



ろ過機能が強すぎて困るということはあまり無いと思いますので、

十分な性能のものを選択してください。




次にメンテナンスについてですが、

結果から言って最も楽なのは上部式のろ過装置といえると思います。




上部式のろ過装置の場合、

フィルター交換は上部の濾過層のふたを持ち上げて一部入れ替えるだけです。


外部式の場合は特性上、

水面よりも下のほうに置くことになるため、

濾過層とふたの部分は

しっかりとゴムパッキンで密着して、

ある程度締め付けられています。

これはこうしておかないと水漏れが発生してしまうからな分けですが、

このためふたを開ける

ときはただ持ち上げるだけというわけには行きません。




手順としては、

水槽と本体とをつないでいるホースのところを閉めて

水が逆流して水槽外に出るのを防ぎます。

これは専用のバルブをひねることで行うことになると思います。

次にふたを開けるわけですが、

まずふたと濾過層を固定しているバルブを開けて、

足などで濾過層を抑えながら上のふたを外していくことになります。




なかなか外れないといって良いかもしれません。

はずすのにコツがいるという感じになります。

また、はずすときにまわりに水が飛ばないように気をつける

必要もあるかと思います。


(わたしには結構これは難しいものでした。

基本的にはほぼ満杯に水が入っているわけですから。。。。)




フィルター交換については上部式ろ過装置と同様に交換を行います。

フィルターは濾過層に合わせた形の専用のもので、

上部式よりも少し高いかもしれませんが

たいした値段にはならないでしょう。




わたしはこの作業を行うときに

誤ってろ過装置の外壁となるプラスチックを割ってしまったことが

2度あります。




1回目はプラスチックの外壁をちょっと高いところから落として

ヒビが入ってしまったもので、

2回目はフィルターのセッティングが終わってふたを閉めるときに

変な風に力を入れてしまいやはり割ってしまいました。




割ったときは結構高い品のものなので驚きましたし、

割ってしまうと事実上ろ過装置としてつかえなくなってしまうので、

大変でした。

(その後しばらくろ過装置なしの状態でした。)




あまり頻繁に割れるものではないとは思いますが、

結構高いので注意したほうがいいとおもいます。




フィルター交換の後は再び元のようにふたを閉めて

ホースをつないでセッティングを行うわけですが、

上部式のろ過装置と違って濾過層内を水で満杯に

満たしておく必要があります。



中に空気が入っていると、給排水量が落ちますので、

完全に空気が無い状態にしておきます。



空気を出す方法として、

最近ではふたの一部を上からあけて水を注入する方式に

なっていますでしょうか。



空気が入っていると音がうるさくなりますのでそれとわかると思います。

空気を完全に抜くのに手間取るかもしれませんが、

なかなか空気が抜けない場合は本体をゆする

などしてなるべく空気を輩出するようにします。

少ない量の空気がなかなか抜けなくても、数日後に抜けていることもあります。




このように上部式に比べると

メンテナンスが大変といわないといけないと思います。

水底式のものと比べては砂をかき出す必要が無いということで、

楽といえるでしょう。




メンテナンスの間隔についてはどうかというと、

わたしとしては意外と頻繁に必要になると思っています。


これは上部式などと比べた場合ですが、

水槽内のごみが濾過層内にとどまって

水の通りをすぐに悪くしてしまうと思うからです。


上部式の場合は

濾過層部分は隙間が空いていて水流は弱くならないでしょうが、

外部式の場合は

すぐに水流が弱くなってしまったように思います。







    













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