餌 
 

■餌に関して

熱帯魚は当然魚で、生き物なわけですので、餌をやる必要があります。

熱帯魚を全く飼育したことが無い方も購読していただいているかと思いますので、

まず最初に餌やりはどの程度に行えばよいかを解説して行きたいと思います。

答えは当然飼う魚によって違ってきます。

また、どんな餌を与えるかによっても全然違ってくるでしょう。




でも、ここでは楽に、

手間をそれほどかけずにという方法という観点から紹介するということもあって、

厳密に餌の管理をする必要はないといいたいと思います。




しかし基本的にはそれぞれ解説書が付属していると思います。

まず一般的なことを解説すると、餌は与えすぎないほうがいいということです。

餌を買ったときに付属している説明書どおりの分量を与えておけばいいといえます。

あまり餌を与えすぎると食べ残しとなってしまい、

ずっと残っている場合はその餌は腐っていきます。

食べ残しの餌はしばらくすると白い膜に覆われてきます。




このようになってしまうと魚はその餌を食べることがなくなり、

分解されるまでずっと水槽内に残ってしまいます。

食べ残しの餌については水質の悪化を避けるためにも

熱帯魚用の網などですくい上げで排出するといいでしょう。

見た目にも良くないため、網等ですくい上げて排出するしかないのですが、

そもそもなるべく食べ残しが無いように与えるようにしましょう。






餌の種類についてはいろいろな種類、分類ができると思いますし、

一般的かどうかは分かりませんが以下のようなわけ方もできると思います。

・ 乾燥人口飼料
・ 生冷凍餌
・ 生餌




当然それぞれ特徴があって魚種によって選択するものではあるのですが、

一番最初の乾燥人口飼料が一般的です。

これならどこの熱帯魚ショップにもありますし、

ホームセンターにもまずおいてあるといっていいでしょう。

具体的には「テトラミン」などです。




恐らく最も一般的で、価格も安いと思っている飼料です。

経験上ですが、大抵の熱帯魚はこの餌で飼育することができると思います。

すべての熱帯魚の主食というコメントの通り、

栄養的にも大抵の魚種には適応できるものになっているということです。

この餌はフレーク状で手で砕こうと思うとすぐにこなごなに砕けるくらいのやわらかさで、

小さな熱帯魚でも食べることができます。

ただ、稚魚などの場合はあらかじめ砕いてから与えたほうが食べやすいようです。




テトラミンベビーのように最初から細かくなっているものもあります。

わたしの飼育している熱帯魚にもテトラミンを与えていますが

まず問題があることはありませんし、これから紹介していくと思われる魚種

についても大抵はこれで対応できるかと思います。




また、テトラミンは浮遊性の餌になっています。

最初しばらく水面を浮遊して、だんだんと水槽の下に落ちていってしまうわけですが、

テトラの仲間などは下のほうまで落ちてしまった餌を

あまり食べないというものがいます。

下まで落ちてしまって食べ残しになってしまうと

水質悪化の基となってしまいますので、分量を考えて与えるのがいいと思います。

ただし、プレコ、コリドラスなどの底面にいる魚の場合は

下に沈むタイプの飼料を与えるといいでしょう。




また、これらの魚はよく水槽の掃除屋なんて呼ばれていたりしますので、

これらの魚種を一緒に入れておいて水槽の掃除をしてもらうのもいいと思います。

これについてはまとめて、次回以降に紹介できればと思っていますが、

今回は餌の話を続けます。




魚種によってはなかなか人口飼料に慣れてくれないものもいたりします。

うまく慣れさせれば人口飼料も食べてくれるものもあるのですが、

最初は生餌などを与えないと食べてくれないものもいます。

冷凍餌、生餌のほうが嗜好性が高い魚種もありますが、

冷凍餌も生餌も人口飼料と比べると値段が高くなってしまいますし、

管理が面倒なことは確実といえます。

できることなら人口餌との併用ができるようにしておいたほうが楽だと思います。





おおむね餌の与え方については多く与えないほうが

水質の安定のためにはいいということを書かせていただきましたが、

与える餌によって水質の悪化の加減が違うということも経験上わかりました。




たとえばフリーズドライ製法のクリルなどよりもプレコ用の餌である

沈下性の食物物質主体の餌や冷凍赤虫、稚魚用の粒の細かい

黄卵のようなものの方が水質悪化が早いということが経験上のことですが

分かっています。




言い換えれば与える餌の量が少し多すぎたことなどで食べ残しが発生した場合、

クリルなどよりも水質悪化がひどいので気をつけなければならないということです。


テトラミン(もっとも一般的でたいていの熱帯魚飼育は可能と思われる餌)ですが

上記のクリルよりも水質悪化が早く、

プレコ用の餌である沈下性の食物物質主体の餌や冷凍赤虫、

稚魚用の粒の細かい黄卵等よりは水質悪化が遅いといったところだと思います。

なお、あくまでもこれはわたしの体験によりますので、水槽の状態や、

温度等により変わってくるものだとは思います。




食べ残しが無いように与えることが基本ですが、

長い間水替えをしなかった水槽やろ過フィルターの清掃などをした後の水槽など

の場合はろ過能力が落ちていることがありますのでこういうときには注意が必要です。


たとえ水質が悪化してしまった場合でも

一時的にならば水質調整剤を使うことで手軽に調節することができます。

水の濁りなどが発生しても一晩でたいていの場合は

すんだきれいな水に戻すことができるでしょう。

わたしがおすすめしている水質調整剤は主に扱いが簡単なことを

理由に選んでいるのですが、機能についても問題ありません。




水槽のセットアップ当初や、ろ過フィルターの掃除のため

ろ過バクテリアが少ない状態のときはある程度の期間を置いて

バクテリアの増殖を待つのが基本になりますが、

市販のろ過バクテリアを使うこともできます。

餌の与えすぎなどでゴミが目立つようなときもすぐに分解して目に付かなくなるため、

1つは用意しておいてもいいのかな?

と思うものではあります。







    













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